2020年11月版:被保険者賞与支払届を「届書作成プログラム」と「GビズID」でオンラインでやってみた。

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仕事Tips

以前からスズキは行政関連の手続きをできる限りオンラインで行うようにしていたが、そのネックの一つが電子証明書だった。
複数の手続きで電子証明書が必要になるのだが、法人の場合、電子証明書は有償だったのだ。

それがなんと。
2020年4月から GビズID(gBizIDとも記載される)が運用開始され、これが電子証明書の代替として利用できるようになったのだ。

ということで早速申請し、使い始めている。
以前も賞与の支払い時の報告「被保険者賞与支払届」をオンラインで行ったのだが、改めて行ったところ思った以上にわかりづらかったのでもっと詳しい手順をまとめることにした。

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まずは役員賞与のメリット

スズキは合同会社鈴木商店の一人会社のオーナーなのだが、役員にとって役員賞与というのは節税というか、社会保険料関係でメリットがある制度だといえる。制度の運用ルールが厳しいのだが、検討に値するメリットはあると思う。
詳しくは以下の記事を参考にしてほしい。

「被保険者賞与支払届」をオンラインで行う

オンラインで申請する場合の手続きは以下の通りだ。

  1. GビズID取得(郵送での申請になるので余裕をもって手続きすること)
  2. 届書作成プログラムのインストール
  3. 届書作成プログラムにて各種情報(従業員情報+申請情報)を登録する
  4. 届書作成プログラムにて届書を編集(作成)する。
  5. 届書作成プログラム電子申請用ファイルを作成する。
  6. 届書作成プログラムにて申請(申請ボタンをクリックするとGビズIDが求められる)
  7. 処理状況がメールで送られてくるので届書作成プログラムにてファイルをダウンロード

「1」GビズID取得は事前に行う作業だ。

郵送なので時間がかかる。

「2」届書作成プログラムのインストール

以下の日本年金機構さんのページからダウンロード可能だ。
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/program/download.html

※現行のバージョン Ver.22.00 は2021年3月をもって利用できなくなるとのことなので、Ver.23.00 にアップデートしましょう。

「3」届書作成プログラムにて各種情報(従業員情報+申請情報)を登録する

「初期情報を設定する」および「被保険者情報を編集する」から登録する。


案内に従っていればいけるはず。ここまでは各種申請の共通作業であり、一度登録すれば再度行う必要がない作業だ。

「4」届書作成プログラムにて届書を編集(作成)する。

ここで支払った賞与の内容を登録する。ここからが本番だ。

届書を編集する>最初から をクリックすると以下の画面が表示される。

上部のタブが申請の種類になっているの今回は「賞与支払」を選び追加へ。

賞与を支払った役員・従業員の情報を登録する。「被保険者整理番号」から「3」で登録した被保険者を呼び出し、賞与額を入力して「入力終了」。

一覧画面に戻る。先ほど登録したデータが存在することを確認し「届書チェック」。これは結構大事。このプログラムの書式チェックはかなり厳しい(スズキはまだ仕様が理解できていない。。)ためだ。チェック後、「保存終了」する。これでデータ作成は終了だ。

「5」届書作成プログラム電子申請用ファイルを作成する。

次は提出用のファイルの作成だ。「提出ファイルを作る」>「電子申請用」をクリック。拡張子 .jkk のファイルが保存される。

「作成終了」をクリックするとファイルが作成される。

これは表紙だと思われる。

スズキはここから「印刷」をクリックし、PDFファイルを作成した。

「6」届書作成プログラムにて申請(申請ボタンをクリックするとGビズIDが求められる)

提出する書類の準備ができたので「申請」を行う。

届書の作成をクリック

GビズIDを登録している法人番号を選択する。

「次へ」をクリックすると送信するファイルの選択となる。jkkファイル作成時にCSVも作成されているため、そのファイルを選択。加えて先ほど作成した表紙(pdf)も選択。

表紙用の情報を入力。ここでエラー発生。住所に全角数字を入れているからだった。他の政府系システムだと全角数字でないとはじかれることもある。このあたりの仕様は不明。

次は送信者情報を入力。前回のページと重複する部分は多いが仕方ない。左下の「申請情報取込み」をクリックすると黄色の部分に情報を保管してくれるので便利。

「次へ」にいくとGビズIDでの認証画面が開かれる。ログイン名・パスワードを入力するとSMS認証になる。ちなみに届書作成プログラム上では「GビズID」と表記されているのに対し、このロゴは「gBizID」となっている。なぜだろう。。

「GビズID」(gBizID?)での認証が終わると申請処理が終了した旨の通知が表示される。

「7」処理状況がメールで送られてくるので届書作成プログラムにてファイルをダウンロード

あとはメールが届けば終了だ。(現時点で未着)

以上だ。

ハマったところ

申請状況の照会を行うと「GビズID」のログイン画面になり、ログインするとエラー SE99001 になる。「異常終了しました」と言われ、ちょっと焦る。

ヘルプを見てみると

異常終了したというか、分類できないエラーに利用されていると思われることがわかる。


これを気にせずに操作を進めて申請までしてしまうことは可能。
その後に照会をすると正常に表示された。

ということは、照会データが存在しないとエラーになるということではないだろうか。
そもそも過去の申請データの照会(確認)ができないのもちょっと辛いかなとは思うが。。。

まとめ

お世辞にも使いやすいとは言えないシステムではあるが、それでもオンラインで申請できるのは大変ありがたい。(こういう申請が多いので面倒ではあるのだが。)
まあ、なれてしまえば問題ないのだけど、頻繁に行う操作でもないので、、、同じ操作をする予定の方の参考になると嬉しい。

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