スズキの仕事と海外
スズキはもともと東南アジアで仕事をしていたこともあり、東南アジアの取引先もある。今までは海外送金をする際にはゆうちょ銀行の国際送金をつかっていた。ゆうちょ銀行の口座さえあれば手数料もお手頃で使いやすかったのだ。
しかしなんと。ゆうちょ銀行さんが法人口座での国際送金サービスを終了してしまった。これには困る。どうしたらいいのか。
国際送金をする場合、銀行のサービスを利用するか、その他の送金サービスを利用するかのざっくり2択になる。いろいろ考えた結果 TransferWise を使うことにしたのだが、最初の手続きが想像以上に面倒だった。
TransferWise とは
海外送金を、国内送金同士の処理にしてしまうことで手数料を劇的に減らすことに成功したサービス。例えば、日本→ベトナムに送金する場合、銀行同士の手続きにするとSWIFTという海外送金の仕組みを利用する。これは送金・着金双方に数千円の手数料が発生する。しかし、国内送金同士をマッチングさせてしまい、国内の処理にしてしまえば国内送金相当の手数料ですむことになる。
銀行送金の場合
Aさん日本 →10万円+国際送金手数料→ Bさん中国
TransferWise の場合
Aさん日本 Dさん中国
↓10万円+国内手数料 ↓6,653元+国内手数料
Cさん日本 Bさん中国
つまり、沢山送金する案件を抱えていないとできないのだ。この仕組みをつくった創業者二人のうちの一人ターベット・ヒンリクス氏は元Skypeの開発者だってことだ。やはり頭がいい人は凄い。
TransferWise を使った感想
手数料について
- 送金額 123,378円
- TransferWise の手数料:1,622円
- 銀行口座からTransferWise の入金手数料:250円
手数料は計1,872円だ。
確かに安い。着金は26,976,230 VNDだったので、レートは1 VND = 0.00457358 JPY。となる。
送金手配日(2020年4月27日)のレートを確認すると差額は157,303VNDであり、日本円で約750円だ。為替レートも悪くないのではないかと思われる。
手続きについて
スズキは、会社の取引だったので合同会社鈴木商店のアカウントを作成することにした。
Webサイトによると上記手順となっている。
合同会社鈴木商店の場合、2020年4月27日にアカウント作成し、先方の着金は 2020 年5月3日に終了している。7日間かかった計算になる。
どこに時間がかかったのか。4.本人確認である。法人口座のため、最新の登記簿情報を求められたのだ。
この他にもスズキ個人の証明書(免許書など)のコピーのアップを求められた。
そして、さらに、郵送での認証が必要になった。
「う~ん、面倒くさすぎる!」
と、当時は思ったのだが、、、銀行口座の開設と同じと考えたらしっかりやってくれるほうが安心ではあるなと今では思う。が、急いでいたのでかなり焦った。必要書類をすべて提出し、アクティベーションコードを入力したら即時に送金が終了した。これはさすがだ。
他の国際送金との比較
金額面
安いと思う。以前利用してゆうちょ銀行の国際送金手数料が3,000円だったのを考えると若干お得かな。
実は、ゆうちょ銀行の国際送金が終了するため住信SBIネット銀行で口座を作ったのだが、手数料が7500円/1件+初期登録50,000円 発生することがあとでわかった。約12万円を送金するのに6万円近い手数料を払うのに納得感がなく。。。TransferWise を利用するにいたった訳だ。
TransferWise の場合、銀行口座から送金をしないといけないので振込手数料が発生してしまうが、それを加えても大抵の銀行よりは安価と思われる。
手続き面
前述のとおり、口座開設には手間がかかった。が、そのあとはほぼ即時送金可能だ。便利。
ということで海外送金をしたいと考えている、もしくはする可能性がある人は早めにTransferWise の口座開設をしておくことを強くお勧めする。
まとめ
海外送金をするならTransferWise はありだと思う。仕組みも洗練されていて非常に格好いい。スズキからのアドバイスとしては、口座をつくるなら日時に余裕をもって。だ。
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